- そうじ
- I
そうじ【僧寺】寺。 尼寺に対して, 男子の僧のいる寺。IIそうじ【双児】ふたご。 双子。 双生児。 そうし。IIIそうじ【壮時】若く, 元気さかんな時期。IVそうじ【奏事】(1)天皇に奏上すること。 また, 奏上した事柄。(2)律令制で, 奏上文書の形式の一。 中程度の事柄に関するもの。 奏事式。(3)鎌倉時代の訴訟手続きの一。 判決などの誤りに対する最終的な救済方法。Vそうじ【宋磁】中国, 宋代の磁器。 簡美・清新な美しさが特色。 白磁・青磁・天目などが有名。 逸品が多く, 世界的な工芸品とされる。VIそうじ【床子】〔「しやうじ」の直音表記〕「しょうじ(床子)」に同じ。VII
「~どもを, みなうち倒し, そこなひたり/枕草子 161」
そうじ【掃除】(1)掃いたりふいたりして, ごみや汚れをなくしてきれいにすること。「部屋を~する」「~機」
(2)害悪を除き去ること。「悪の温床を~する」
(3)便所の糞尿を汲み取ること。VIIIそうじ【操持】主義・志などをかたく守りつづけること。IX「国家の大権を~せしむる者なり/泰西国法論(真道)」
そうじ【相似】(1)形・性質などが写したようによく似ていること。(2)〔数〕 一つの図形を一様に拡大または縮小すると, 他の図形と完全に重ね合わせることができること。(3)〔生〕 生物の器官で, その発生起源を異にするが, 同じ機能をもつために似た形態をもつようになった場合の相互の関係。⇔ 相同Xそうじ【精進】「そうじん(精進)」の撥音「ん」の無表記。XI「面やせにけり, ~にて日をふるけにや/源氏(葵)」
そうじ【総持】〔仏〕〔梵 dhāraṇī「陀羅尼(ダラニ)」の漢訳〕記憶して忘れないこと。→ 陀羅尼XIIそうじ【聡耳】よく聞こえる耳。 転じて, よく理解する能力。XIIIそうじ【草字】草体の漢字。 そうもじ。 そう。XIVそうじ【荘子】中国, 戦国時代の思想書。 一〇巻三三編。 荘子とその学統に連なる後人の著作。 寓話を数多く引用し, 変幻自在な筆法で, 人知の限界を語り, 一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。 のちの中国禅の形成に大きな役割を果たした。 南華真経。XVそうじ【走時】各種の地震波が震源を出発して, ある観測点に到着するまでに要する時間。 到着時と震源時の差として与えられる。XVIそうじ【送辞】卒業式で, 在校生の代表が卒業生におくる, はなむけの言葉。→ 答辞XVIIそうじ【障子】〔「しやうじ」の直音表記〕「しょうじ(障子)」に同じ。「この一つ車にて物しつる人の, ~をへだててあるに/蜻蛉(中)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.